学芸大学駅前の鍼マッサージ治療院

治療に関する質問

肩こり研究所で患者さんからよく受ける質問とそれに対する回答

世間一般で認知されているマッサージは以下の3つに区分されます。

按摩(あんま)
“もみほぐし”です。中国から派生した技術で皮膚に直接ふれずに手ぬぐいやタオルなどを用いて、体の中心から末端に向けて行う治療です。一般的にマッサージのイメージはこちらになると思われます。
マッサージ
西洋から派生した技術で、オイルやパウダーを用いて、皮膚に直接触れて流すような動きで体の末端から中心に向けて行う治療です。按摩と向きが逆であること、皮膚に直接ふれる点が異なります。厳密には、これがマッサージです。
指圧
日本から派生した技術です。手ぬぐいやタオルを用いて、体へ垂直に圧力をかけることを基本に、関節運動やストレッチなども織り交ぜて施術します。

これといった単一の原因で肩こりになるわけではなく、肩こりの原因は非常に複雑です。

一般的には肩こりの原因は「姿勢が悪い」「血流が悪い」「体がゆがんでいる」からとされています。

しかしながら、それらに対して対処を行っても一向に症状が改善されない方が多いのです。このページをご覧の方もおそらく何をやっても良くならなくてお悩みの方が多いと思われます。肩こりや首こりの原因は目に見えるハード面だけでなく、体の機能であるソフト面も関与しており非常に複雑です。以下の2つの記事で詳しく解説しましたのでご覧ください。

人間の体は左右対称な構造ではないですし、歪んでいることが自然なのです。

歪んでいるものを正せばよくなる、というのは本当にもっともらしい考えです。原因不明の疾患の原因は体の歪みにあったといわれれば、そうかもしれない、と思ってしまうのは普通のことです。

この当たり前のように使われている「体のゆがみ」という言葉ですが、まず、これは医学用語ではありません。そして広くいわれている体のゆがみとは体が左右対称ではない状態を仮定としています。しかし、みな利き腕・利き脚があります。内臓も左右対称ではありません。手の大きさ・腕の長さ・脚の長さ・足の大きさも左右で異なるのが普通です。そもそも人間は左右平等であることは不可能なのです。左右不平等であることが自然なのではないでしょうか?

これらのことから、骨のゆがみに対して、いくらアプローチしたところで症状の改善は期待できません。骨自体には動く能力は基本的にありませんので、外から力を加えて一時的に左右差が無くなったような気がしても、骨を動かす筋肉や身体動作の問題は未解決のままですので、当然元に戻ります。関節をボキッと鳴らすと、爽快感と共に骨が矯正されているかのような錯覚をおぼえ、一時的に良くなったような気がしますが、症状は治りません。何回も通っていても良くならないということは、時間とお金の浪費にもつながりますし、さらには悪化している可能性もあります。

肩こり研究所では、身体のハード面(構造)とソフト面(機能)の両方にアプローチを行ない、ハード面においては「筋肉」「姿勢」「身体動作」に着目し、患者さん個々の状態に応じて根本的な部分への治療を行ないます。

一時的な緩和目的の鍼・マッサージを頻繁に受けているとクセになることはあります。

現実問題として人間の体は「刺激に慣れてしまう」ように出来ています。例えば頭痛薬を頻繁に服用していたら段々効かなくなり量や頻度が増えるのと同じです。

鍼灸マッサージ治療も物理療法の一種です。生体へ刺激を与えて反射によって効果を得ます。その刺激への慣れが生じると、同じ強さの刺激では効かない(=満足できない)状況になります。つまり、通うごとに、刺激を強く求めるようになります。肝心の凝りは刺激に慣れているのでさらに固く悪化していきます。ですから、通う頻度も増していきます。完全な悪循環が出来上がります。

これは、施術者にとっては、よいサイクルでしょう。何回も通ってもらえるわけです。しかし患者さんからすればたまったものではありません。私は、このような醜い状況を招くのは100%施術者側の責任であると考えております。

当院では患者さんの未来を想定することを重視し、症状を落ち着かせることと刺激に慣れさせないための管理を同時に意識して治療をいたします。また、患者さんは「治すため」「つらさから開放されるため」にいらして下さっていることを常に念頭において対応しております。

効果の有無に関しては、個人の感じ方によります。効果があるという人もいれば、効果がないという人もいます。

理論上、医師によって処方される湿布は消炎鎮痛剤が十分に含まれているために症状を緩和する効果はあります。しかし、薬局で主に販売されている冷感・温感湿布(第3類医薬品)は、気が紛れる程度のリラクセーション目的と割りきってください。

湿布には血流を増加させる作用はありますが、慢性的な肩こりや首こりの根本的な原因は血流が悪いからではないため、一時しのぎにはなる可能性はあります。「手当て」という言葉があるように、人体は何かに触れていると痛みを感じにくくする作用があるとされています(ゲートコントロール説)。市販の湿布やテーピングによる鎮痛効果は、この作用によるものと考えられますが、いずれにせよ対症療法、一時しのぎであることに変わりはありません。

誤解しないでいただきたいのですが、一時しのぎは悪いことではございません。一時しのぎは必要です。効果を実感できている場合は、応急処置としてご活用ください。大切なのは、応急処置・一時しのぎである、ということを理解した上で使用することです。

市販の湿布の真実

知りたくなかった!!と思われるかもしれませんが、どのご家庭にもある湿布についてご説明させていただきます。冷感湿布も温感湿布も効果に差はありません。冷たく感じる成分、暖かく感じる成分の違いなだけで、冷やされているわけでも温めているわけでもありません。どちらも血流を増加させる効果がありますので、寝ちがえやギックリ腰、打撲、捻挫などの急性の痛みの時には不適切であるばかりか、炎症が助長される可能性もあります。急性の痛みの時には、氷のうで15−20分間のアイシングが有効です。保冷剤や氷で直接冷やすと凍傷となる恐れがあるので、その点だけは気をつけてください。繰り返しになりますが、冷湿布には急性の痛みに対するアイシング作用はありません。

ギックリ腰を完治させることは可能です!

ぎっくり腰は治すことができるのですが、注意していただきたいことがあります。腰痛というのは筋肉だけでなく、骨や日常生活と密接な関係にあります。一朝一夕で完治するものではありません。痛みをとったあとにじっくりと身体造りを行う必要があります。そのため、鍼灸マッサージ治療のみではなく、ストレッチや筋力トレーニングも並行して行っていきます。

寝違えというのは捻挫です。

寝ちがえというのは、頚椎という首の骨の捻挫です。睡眠中に無意識に首を通常の可動範囲を超えて動かしてしまうことで、一つ一つの頚椎を連結している関節や、その周辺の組織、筋肉を痛めてしまいます。

傾向としては、非常に疲れている時に発症することが多いです。その理由ですが、疲れているときは睡眠が深くなります。深い睡眠ですと、正常な可動範囲を超えて関節が動いてしまっていることに気づかない場合がある、ことが原因と考えられています。

寝違えてしまったら痛い部位を冷やしてください。

寝ちがえやギックリ腰などの急性の痛みに対する応急処置で有効なのは冷却(アイシング)することです。

  1. 氷嚢(ビニール袋に氷と水を入れてもよいですよ)にて痛い部分を冷やします。15−20分間冷やします。
  2. 15−20分後、一旦冷やすのをやめます。患部の温度が元の温度にもどるまで待ちます。
  3. 1〜2をくりかえます。2〜3日の間、できるだけ繰り返すと効果的です。そして患部が痛くない姿勢で安静を保ってください。無理なストレッチ、マッサージ(整体や骨盤矯正含む)は控えましょう。どうしても動かさないといけない時はコルセットを着用していただくか、簡易的にバスタオルをマフラーのように巻いてください。

軽度の場合は、初期の処置をしっかり行えば3日目以降にみるみる回復しますので、初期の対応が肝心です。

時間の経過と共に鋭い痛みが落ち着いて「自ら触れてマッサージして心地よい感覚」「動かすことはできるけど鈍い痛み」になりましたら温熱療法に切り替えてください。

痛めた後から、肘や膝より末端部分に「しびれ感」が生じた時は必ず整形外科を受信し画像診断を受けるようにしてください。それ以外であれば、鍼治療が有効ですので2−3回の治療で日常生活が問題なく可能となります。

ギックリ腰やギックリ首の場合も同様の処置を行ないます。

肩や首に関する事はもちろん、些細な事でもご不安な点や疑問、ご質問がございましたら、お問い合わせフォームよりご送信ください。

電話メールでは簡単なご質問にはお答えできますが、治療できる可能性、治療方法、通う回数の目安、通院頻度などは実際にお体を診察しなければ、具体的な回答をすることができません。この点だけは予めご了承ください。

上記のQ&A以外でご不明な点御座いましたら、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせくださいませ。