肩こりを科学するブログ

首肩の痛みに効く!!肩こり解消ストレッチ〜正しいストレッチ方法を解説

首肩の痛みに効く!!肩こり解消ストレッチ〜正しいストレッチ方法を解説

急な肩の痛み、首の痛み、寝違え、ぎっくり腰・・・といった急な痛み。

天気が悪かったり、寒さ、疲れていると出てくる「いつもの」痛み・・・気分も憂鬱になって頭痛もする長引く肩こり、首こり、腰痛。慢性痛。

簡単で効果抜群な体操やストレッチがたくさんテレビや動画で紹介されているけど・・・効かない。多すぎて何が正解なのか分からない!!そもそも動かすのが怖い・・・

誰もが経験する急な痛みと慢性的なツラい症状を解消するための正しい対処方法を、肩こり・腰痛の専門治療を行っている専門家の立場から責任を持ってキッチリお教えします。肩こり外来をお考えの方、どこに行けば楽になるの?と日々悶々とされている方、まずは、ご自身でできる方法で少しでも楽になってください!!

今回ご紹介するのは、「今」つらくてお困りの方が、ご自身で行える効果抜群の「肩甲骨ストレッチ」と「セルフケアで押さえておくべきポイント」です。肩こり対策から急な痛み対策、そして肩こり予防のために、正しい知識を是非とも身につけてください!!

肩こりが簡単に治ってしまう運動・体操・ストレッチは、存在しません!!話題の肩こり解消方法は一時的な緩和・解消法です。

肩こりが一発で治るように思わせる情報がたくさんございます。本当にそんな方法があるのなら、世の中から肩こりで悩む人はいなくなります。湿布やピップエレキバンも売れません。

肩こりを治す唯一の方法は「肩こり治療」を受けること。

ただ、肩こり治療といいましても、痛み・辛い症状の一時的な緩和は最初に行うことの一つです。ここで大切なことは、緩和は、あくまで応急処置でしかないということです。

この記事で紹介するストレッチ方法も肩こりを治す方法ではございません。セルフケア方法は、肩こり・首こりに限らず、体のどこかを傷めた時にも使える方法です!!生きていく上で必ず役に立つ情報です。ぜひ身の回りの方にも教えてあげてください。

近くに救急外来の病院がない!!

祝日、日曜日は医療機関が休みなことが多いので、急に痛くなってしまった時は、ついつい近所のクイックマッサージや整体にいってみようと思われるかもしれません。

もちろんコリをほぐしてもらうという応急処置としてはよいかもしれないが、治療ではありません。つまり何度通っても治ることはありません。

まずはご自身でできる、当ページで紹介のセルフケアを行ってみてください。

正しいセルフケア方法を行えば、十分症状は軽減されます!!

肩こりに本当に効くストレッチとは

さまざまな肩こり解消を謳ったストレッチのやり方が世の中にはたくさんございます。もちろん効果の期待できるものもございますが、見よう見まねで行いますと、効果が無いばかりか逆に肩こりが悪化することもあります。「プロにやってもらう」「プロに正しい方法を教わる」のが正解ですが、今回は、どなたでも決して間違えることのない確実かつ簡単な方法を紹介します。

このストレッチ方法は、私自身が熟考し、試行錯誤を重ねて考えだした肩こり研究所オリジナルの肩甲骨ストレッチです。肩こりを治すための鍼マッサージ治療においても活用しているストレッチですから効果は保証します◎。

肩こり研究所オリジナル肩こり治療專門家による肩甲骨ストレッチ

  • 誰でも簡単に行えます。
  • 所要時間、わずか1分!!
  • 確実に効果あります。

健康のコツは肩甲骨、というキャッチフレーズをリラクセーションのお店の立て看板でよく見かけますが、その肩甲骨が今回のストレッチの要です。体操よりも気軽にできます。すべての人に自信をもってオススメしたい肩甲骨ストレッチ!!ご自宅だけでなくオフィスでも行えます。

肩甲骨ストレッチの具体的な方法のご紹介の前に、まず、痛みと熱についての豆知識から解説いたします。

痛くなったら、冷やすべき?温めるべき?「冷やす痛み」と「温める痛み」の違い

セルフケアの基本は、患部を温める、もしくは、冷やす、という行為です。これを間違いますと逆効果、せっかくのストレッチも活きません。

「つらい部分は冷やすべきか、温めるべきか」という疑問について

治療の現場で、患者さんから特に多く受ける質問です。

痛みを緩和するために、冷やすべきか、温めるべきか、は多くの方が迷われている問題です。古くより「首や腰は冷やしてはいけない」という言い伝えがありますが、サッカーや野球などで選手が負傷した際に、スプレーで冷やすシーンはお馴染みの光景でしょう。湿布にも、冷感湿布、温感湿布と2種類あり、こういったことが混乱する原因だと思います。実は、適切に行えば、冷やす事で血流を改善する事も可能なのです。

急な痛みは冷やし、慢性的な痛みは温める。

温める、冷やす、の2パターンと思われがちですが、冷やしてから温める、というパターンも含めて基本的には3パターンあります。ただ、温めるべきなのに温めても改善しないという場合は、冷やしてみる、という方法もございます。これらについては、それぞれ、症状に応じて、後に詳しく解説いたします。

まず、最初に覚えておいていただきたいのは、

  • に痛み出した場合は冷やす
  • 慢性的な痛みの場合は温める

の2つです。冷やしてから温める場合でも、その逆の場合でも、最初にとるべき方法は、この2つの方法のどちらかです!!

肩や腰の急な痛みに効くセルフケア方法

寝違え・ギックリ腰など急に傷めた場合は、まず冷やすことが大切です。そして、無理に動かさず安静を保つこと!!温めを行うと逆効果になります。急性の痛みに対しては基本的に冷却(アイシング)です。

市販の湿布の真実

知りたくなかった!!と思われるかもしれませんが、どのご家庭にもある湿布についてご説明させていただきます。冷感湿布も温感湿布も効果に差はありません。冷たく感じる成分、暖かく感じる成分の違いなだけで、冷やされているわけでも温めているわけでもありません。どちらも血流を増加させる効果がありますので、寝ちがえやギックリ腰、打撲、捻挫などの急性の痛みの時には不適切であるばかりか、炎症が助長される可能性もあります。急性の痛みの時には、氷のうで15−20分間のアイシングが有効です。保冷剤や氷で直接冷やすと凍傷となる恐れがあるので、その点だけは気をつけてください。繰り返しになりますが、冷湿布には急性の痛みに対するアイシング作用はありません。

  1. 氷嚢で約20分間、患部を冷やします。
  2. 氷嚢を外して、患部の肌温度が元に戻るまで待ちます。
  3. 再び、氷嚢で約20分間冷やします。
  4. このサイクルをできるだけ多く繰り返し、2−3日続けてください。安静を保つことも忘れずに!!

炎症が生じていることが考えられるのでストレッチやマッサージなど無理に動かしたり、温めを行うと逆効果となります。急性の痛みに対しては基本的には冷却(アイシング)と安静が必要です。

効果的なアイシング方法と注意点

氷嚢(ビニール袋に氷と水を入れた簡易的なものでも良いです)にて痛い部分を冷やします。20分間程冷やしたら、一旦休憩し、患部の皮膚の温度が常温となるまで待ちます。皮膚の温度が元に戻ったら再度冷却を行います。この行程を2~3日間はできるだけ回数多く続けます。この時の注意点は、凍傷となる恐れがあるため、保冷剤や氷で直接冷やしてはいけないという事です。アイシングとはいえ0℃以下で冷やしてはいけないのです。

アイシングのしすぎに気をつけてください。

アイシングのしすぎにも注意が必要です。常に冷やす事によって返って血流が悪くなり痛みを引き起こしてしまう恐れがあるため、行う時間に注意をしていただきまして、繰り返す場合は皮膚の温度が完全に元通りになってから行うようにしてください。(上記の慢性症状の際にもアイシングを行う場合がありますが、その時とは目的が異なるためアイシング施行時間が異なります)

急に痛くなった時のストレッチやマッサージは禁物です。できるだけに安静に!!

無理なストレッチやマッサージ(整体や骨盤矯正含む)は控えて頂き、痛くない姿勢で安静を保ってください。

どうしても動かなければならない場合はコルセットを着用ください。寝違えやムチ打ちの場合は首にバスタオルをマフラーのように巻くと負担が軽減されます。

初期の処置をしっかり行えば3日目以降は急速に回復しますので、初めが肝心です。

しかしながらアイシングは応急処置なので、その後はできるだけ早く医療機関を受診し、処置を行うことをおすすめします。

腕、足に痺れを感じたら、必ず整形外科へ!!

傷めた後から、手足(肘や膝より末端部分)にシビレ感がある場合は必ず整形外科を受診し医師の診断を受けるようにしてください。(しびれなどの神経症状が無いようであれば、当院で治療ができます。2~3回の治療で日常生活が問題なく送れるようになります。

慢性的な肩こりの場合のセルフケア方法肩こり研究所オリジナル効果抜群の肩甲骨ストレッチ!!

症状が慢性的で肩こり・首こりが徐々に痛く、つらくなった場合のセルフケア方法は、以下の手順になります。

  1. ストレッチ
  2. 温める
  3. 状況に応じて冷却する

超簡単かつ即効性の高いストレッチ方法肩甲骨ストレッチ

肩こり解消に良いとされるストレッチや体操が数多く紹介されています。肩甲骨ダイエット(※ 肩甲骨ダイエットの嘘・ホント)も話題です。肩甲骨ダイエットにはダイエット効果はないのですが、肩甲骨を動かす、ストレッチすることはとても意味のあることです。数ある方法の中から筆者も実践し、かつ診療の際にもお伝えさせていただいている即効性が高い肩甲骨ストレッチをご紹介いたします。肩こり解消ストレッチではベストな方法だと自負しております。

所要時間は約1分です。

「肩こり」にお心当たりがある方は騙されたと思って是非一度行ってみてください。

Point
肩こり・首こりがつらい時は、肩甲骨の動きや位置が正常ではない状態です。つらい部分のみの着目するのではなく、その部分に負担をかけている原因、つまり肩甲骨の動きを改善する事に着目するということが大切です。

step.1

ストレッチその1

肩をグーッと上にすぼめて力を入れて・・・(この時に顎を引くのではなくやや遠くを見るように少しだけ上を向くようにしましょう)

ストレッチその2

一気に脱力します。

これを2~3回行います。

step.2

ストレッチその3

グーッと背伸びをして手をなるべく上に伸ばすように力を込めます。この時もやや上を向く意識を持ちます。両腕を耳の後ろにつけるように力を込めると同時に肩甲骨の外側を伸ばしていきましょう。(肩関節が痛い場合は無理をしないでください。)

ストレッチその4

その後、両肘を後下方に寄せていき、左右の肩甲骨を近づけるように力をいれます。

これを2~3回程繰り返します。

step.3

ストレッチその5

脇の下から背中にかけての筋肉(図の赤い部分)をストレッチします。

back-stretch

四つ這いになって腕を頭上にあげていきます。この時も肩甲骨を中心に寄せるように意識します。腕の付け根と胸が伸びるのを感じてください。10秒を2~3セット程。

lat-stretch

デスクでは左の写真のように応用することもできます。ご家庭はもちろん、オフィスでのデスクワークの合間に是非お試しください。

この体勢はご存知の方、よくされている方も多いかもしれませんね

step.4

最後に腕を大きく回します。

前回し後ろ回し5回ずつです。この時も下向かず、やや上を向くくらいの意識で行ってください。

この時に、気をつけるべき大切なポイントがあります!!

  • 両腕同時に行う。
  • 肘を耳の高さまであげる。

この二点を抑えないと効果が期待できませんので注意してくださいね!!書籍や動画、テレビなどで紹介される様々な方法を見よう見まねで試しても効果がない場合は、抑えるべきポイントを抑えられていない、そしてそもそも説明されていないことが多いです。

この4つのメニューを行い、肩甲骨の周囲や背中がスッキリした感じがあればOKです。

このストレッチは、1日に何回行っても大丈夫な、メリットしかないストレッチです。

いかがでしょうか?つらい首や肩は直接伸ばしていなくとも少し楽になっていらっしゃいませんか?

このストレッチ方法は以下のYouTube動画でもご紹介していますので、ご覧ください。

 肩こり専門治療院のストレッチ

ご紹介した肩甲骨ストレッチの目的と、肩こり解消ストレッチとして機能する理由を解説します。

首や肩のコリ固まった筋肉をいくらストレッチしても伸びないし楽にならなりません。肩こりでつらくなる筋肉は頚椎と肩甲骨をつなぐ筋肉です。そのため、以下の図のように肩甲骨をあらゆる方向に動かすことが大切です。

ShoulderMvmnt

肩甲骨ストレッチが肩こり解消ストレッチとして効果的な理由

今回ご紹介したストレッチ方法は、首肩の筋肉への負担を減らしつつ肩甲骨を動かすことを目的としたストレッチなのです。これが、肩こり解消に効くのです!!

ストレッチには種類があります!!一般的なストレッチは静的ストレッチ

皆様がご存知のストレッチとよばれているものは、じっくりと筋肉を引き伸ばして行うストレッチ方法です。これは、ストレッチの中でも静的ストレッチ(=static stretch)と呼ばれているものです。

ストレッチには大きく分けて

  • 静的ストレッチ
  • 動的ストレッチ
  • PNFストレッチ

の3種類があります。

一般的なストレッチは静的ストレッチ、今回ご紹介したストレッチ方法は、動的ストレッチ(=dynamic stretch)+PNFストレッチになります。

動的ストレッチが効く理由

治療家としての経験から、動的ストレッチによる肩甲骨ストレッチを自信をもってオススメしています。実際に試して頂ければ効果を実感していただけるはずなのですが、本当に効果あるの?と試されていない方のために、動的ストレッチの有効性を示唆した論文を見つけてきました。

〜筋ストレッチング法の違いが筋血液量に与える影響〜

酸素化ヘモグロビン(新鮮な酸素が含まれたもの)変化量(安静時値とストレッチング後の値との差)は,ダイナミックストレッチではスタティックストレッチと比較して有意な増加を認めた。しかし,脱酸素化ヘモグロビン(酸素が含まれてないもの)の変化および頚部側屈可動域,筋硬度には有意な差を認めなかった。

筋ストレッチング法の違いが筋血液量に与える影響 公益社団法人 日本理学療法士協会

簡単にまとめると、じっくりと引き伸ばすストレッチ(スタティックストレッチ)と動きを伴ったストレッチ(ダイナミックストレッチ)を比べた所、筋肉の硬さや首の可動域には差が生じなかったが、動きを伴った方が「血流改善効果」が高かった、ということです。

肩こりでつらいその部分におきましては、筋肉が硬くなり血流が悪くなってしまっている状態です。よって・・・「今つらい!!」コリの症状に対処するためであれば、ゆっくり静かに伸ばすストレッチよりも、動きを伴ったもの方が効果的となるわけです。

動的ストレッチだけでなくPNFストレッチの要素も盛り込んだ肩こり研究所オリジナル肩甲骨ストレッチ

当院が推奨する肩甲骨ストレッチは、より即効性を高めるために動的ストレッチにもう一工夫加えています。それが、PNFストレッチです。PNFは専門用語で、PNFの理論は、説明しますと、それだけで一つの記事になってしまいます。

以下に、ストレッチなのに力を込めるの?という疑問をお持ちの方への回答と合わせてPNFについて簡単にですが、まとめました。理論的な部分にご興味がある方は是非ご覧くださいませ。

筋肉が凝っている状態とは、筋肉が収縮したまま緩まない状態

人体が本来備わっている機能として、筋肉は力を入れる(収縮)とゆるむ(弛緩)性質があります。これは人体が円滑に動く上で必要不可欠な機能です。生理学用語でⅠb抑制(イチビー)といい、反射のひとつで意志とは関係なく生じます。しかしながら凝っている部分は、何らかの理由で筋肉が持続的に収縮してしまっていて、弛緩することができなくなってしまっています。つまり、こっている部分は本来備わっている正しい機能が失われてしまっているのです。

収縮して硬くなった筋肉を伸ばしても効果は期待できません。

肩こり・首こりに良いとされるストレッチは僧帽筋や肩甲挙筋など硬くなっている筋肉を伸ばそうとします。読者のみなさんはもうおわかりだと思いますが、こってつらくなっている部分をいくらストレッチしようとしても伸びないですし楽にならないのです。

その理由は、肩こりで硬くなっている筋肉は、疲労の機序が一般的な筋疲労(階段を上って足が疲労するなど)と異なるからです。具体的には、肩こりでつらくなる筋肉は能動的に収縮を行い疲労したのではなく、不良姿勢などで持続的に引き伸ばされる(ストレッチされ続けて)事によって、負荷を与えられているからなのです。

肩こり・首こりに効果的なストレッチとは?

Ib抑制は筋肉のスジが引き伸ばされた時に生じます。ストレッチはⅠb抑制という反射を意図的に生じさせ、筋肉が弛緩する事を望みます。しかし、肩こりでつらくなる筋肉は、引き伸ばされ続けてしまっている事から疲労が生じているため、Ⅰb抑制が生じにくくなっています。「引きのばされる」という刺激に慣れてしまっているのです。だから、慢性的に患っていらっしゃる方は、つらい部分を伸ばす肩こりに良いとされるストレッチをいくら行ってもほぐれないし楽にならないのです。

そこで、肩こり・首こりに対しては単なるストレッチではなく、一工夫したストレッチを行う必要があります。

Ib抑制は筋肉が強く収縮した時にも生じます。そのため、『筋肉は最大収縮後に最大弛緩する』と格言のように言われることもあります。つまり、つらくこってしまっている筋肉をあえて収縮を促します。そうすることによってⅠb抑制を効果的に喚起して筋肉を弛めるのです。これを専門用語ではPNFストレッチと言います。

一人でもできるPNFストレッチを応用したセルフストレッチ

PNFはProprioceptive Neuromuscular Facilitationの略で、日本語では固有受容性神経筋促通法となります。 ・・・難しいですね。簡単に言うと、全身各所にあるセンサーを刺激して体の機能を改善するリハビリの手段です。とても専門的で難しい技術・理論なのですが、PNFストレッチとはその理論をストレッチに適用したものです。PNFストレッチは関節の可動域を大幅に改善することができるため、プロアスリートなど結果を求める方に対してしばしば行われる技術です。基本的には専門家がマンツーマンにて行う技なのですが、一般の方でも要点をおさえて行えば、自分自身で行ったとしても今まで以上の効果が期待できます。つまり、ご紹介させていただいたストレッチ方法はPNFストレッチを応用したものなのです。だからこそ従来のストレッチと比較して効果が期待できるのです。

当院推奨の肩甲骨ストレッチが、他のストレッチと比べて効果がある理由をまとめますと・・・

違い①
首ではなく肩甲骨を動かす事→ 安全。何回行ってもOK!
違い②
動きを伴ったストレッチ→ ゆっくり伸ばすストレッチよりも血流改善効果有り=症状解消に効果的
違い③
PNF理論を導入→ 単なるストレッチでは効かない方へも効果的

という3点が巷に広まっている方法と大きく異なる点であり、当記事の肩甲骨ストレッチが効果的である理由です。

辛くなった時にだけ試すのではなく、気分転換に行なうなど習慣にしていたくと肩こり対策にもなります。日々、肩甲骨を動かす、という意識を持ってください。

肩甲骨剥がしをセルフで行なうことはできません!!なんちゃって肩甲骨剥がしは逆効果の可能性も。

肩甲骨を動かしたいけど痛くて動かせない場合に、有効なのが「肩甲骨剥がし」です。一時期話題にもなりましたし、名前のインパクトが大きいのでご存知の方も多いと思いますが、実際どういうものかとなると、間違った認識が蔓延しているようです。

もともとは、肩甲骨の下に手を入れて剥がすと気持ちいい、ということから流行りました。当然、人にやってもらう方法です。

肩甲骨はがし

ところが“肩甲骨剥がし=肩甲骨ストレッチ”のように紹介されているホームページが多々ございます。専門知識のない方が、いろいろな情報をまとめたもの、その中には自称・専門家による情報もあります。

肩甲骨剥がしはセルフでできることではございません!!

人間の体は、自分自身で動かせる動作と、動かせない動作がございます。動かせない動作を無理に行おうとすれば、筋肉や筋を痛める可能性が高いです。それでは逆効果ですので、肩甲骨はがしをやってみようとお思いの方は、治療院にご相談ください。

なお、なお、肩甲骨はがしだけで行っても治療効果はございません。繰り返しで恐縮ですが、とても大切なポイントですので、ご留意ください。

全体的につらくて重だるい・慢性的な痛みのある方 → 温めてください

体を温める方法は多々あります。今回ご紹介する方法は、自宅で簡単にでき、ホッカイロや電気機器よりも確実に効果が高い方法です。

  1. 自作の簡易ホットパックを作ります。タオルを濡らしてビニール袋にいれ、レンジでチンをすると簡易ホットパックができます。(触れる際には火傷にご注意ください)
  2. ホットパックをさらにもう一枚タオルでくるみ、患部を数分温めます。
  3. 患部の皮膚の温度が元に戻ったら再度行います。(低温火傷の可能性があるため行う際は皮膚の状態を常に観察し、くれぐれも注意を払って行ってください)
  4. 患部だけではなく、手足の冷えに対してもオススメです。(筆者は湯たんぽ替わりにも使っています)

ホッカイロなどの懐炉の常用は避けましょう。

冷えを気にされて、使い捨てカイロ等を常に貼り付けている方がいらっしゃいますが、これには注意が必要です。良くも悪くも人体の感覚には慣れが生じます。常時カイロで温めていると、温熱刺激に慣れてしまい、温まらなくなってしまうばかりか、温度に体が慣れてしまい体を温める機能が低下してしまいます。つまり、常に温めているとそれに慣れてしまうため、自ら温める機能が低下して冷えを助長させてしまう可能性があります。そのため常にカイロで温めていないといられないという状態となってしまいます。常に温めるのではなく、メリハリをつけて行うことが良いです。

腰痛改善本などの情報は鵜呑みにしないでください。

腰痛改善本で大抵紹介されている体操にマッケンジー体操があります。これは“うつ伏せに寝て過度に体を反らせる運動”なのですが、マッケンジー体操を自己判断で行いますと却って悪化する可能性があります。同様に、あおむけに寝て膝を曲げて状態を起こす“腹筋運動=ウィリアムズ体操”もケースバイケースです。割れる腹筋(腹直筋・腹斜筋)を鍛えても腰痛は改善しません!むしろ首へも負担がかかります。

お体の状況は千差万別であり、形だけをまねるエクササイズを行っても効果が出ないばかりか、却って逆効果ともなりかねません。体造りをして根本的な改善をお考えの場合は是非専門家へご相談ください。プロのスポーツ選手に専属のトレーナーがつくように、あなたの体を専門家がみることが改善への近道なのです。

サポーターやコルセットの常時着用は避けましょう。

サポーター等を常時着用するのは避けましょう。例えば、慢性腰痛の場合のコルセット。コルセットを四六時中毎日着用していますと筋力低下を招きます。そうなるとコルセットが手放せない体となってしまい、さらに難治性となり慢性化させてしまうのです。サポーターなどは、どうしても必要な時のみ、ご使用ください。

慢性的なコリや痛みの原因は1つではないということ←重要

慢性的なコリ・痛みの原因は“骨盤・骨格のゆがみ”、“数センチの足の長さの違い”、“リンパ・血液の滞り”が根本原因ではありません。ひとつの原因だということで納得してしまいたい気持ちはわかります。シンプルな方が気持ちが楽です。しかし、痛みやコリなど慢性的な症状の原因は非常に複雑です。それによる不合理な動きや姿勢の及ぼす悪い影響が集約された結果なのです。そのため根本的に治すためには、まずはしっかりと複数ある原因を見極めた上でひとつひとつ解消していく「治療」が必要です。その部分だけではなく全身の筋力・動作などを改める「体造り」も行わなければなりません。根本改善のためには根気のいる治療が必要ですが、きちんとした専門家と共に治療を行えば、必ず体は良くなります。

どうしてもつらいポイントがあり、いてもたってもいられない、強い力でグリグリ押したい感覚のある方(温めを行っても改善しない方) → 冷やしてください

押してダメなら引いてみよ、と同じで温めてダメなら冷やしてみようということなのですが、これは実はとても大事なことなのです。一般的に「コリは温めるべき」という認識されています。そして治療を行っている人でも、治療の常識として、そう思われている方が多いのです。

温めて改善しない場合には冷やすことで効果が出ることが多い。

これは私の実体験、治療経験から強く主張したいことです。今まで温めて効果が出なかった方は、先入観を一度お忘れていただき、ぜひとも冷やしてみてください。

冷やし方の手順

氷のう(ビニール袋に氷と水を入れた簡易的なものでも良いです)にて患部へ、10分程度アイシングを行ってください。冷湿布ではなく、氷のうを用いるのがポイントです。冷湿布は冷たく感じますが実際の冷却効果はほとんどないのです。アイシングを行って症状が改善しない場合は、アイシング後にさらに上述しました②の温めを行ってください。これにより血流改善効果が補足され、より効果的となります。

保冷剤や氷を直接肌につけないでください。

アイシングといえど0℃以下で冷やしてはいけないのです。またアイシングのしすぎにも注意が必要です。常に冷やす事によって返って血流が悪くなり痛みを引き起こしてしまう恐れがあるため、行う時間に注意をしてください。(凍傷の生じ方は個人差がありますので、当記事にてご推奨しております時間内だとしても皮膚の状態を確認しながらくれぐれもご注意のうえ行うようにしてください。下記の急性症状の際にもアイシングを行いますが、その時とは目的が異なるためアイシング施行時間が異なる事をご留意ください。)

読者のみなさんに肩こり治療専門家としてお伝えしたいこと

ご自宅などで、簡単にできるセルフケア方法は、多くの方が興味をお持ちのことだと思います。コンビニや書店には、そのような類の書籍、雑誌がたくさん販売されています。テレビやインターネットでも、○○体操がすごい!!と取り上げられることもしばしばです。しかし、それで治った方は、どれだけいるでしょうか?

簡単で楽なものに人はどうしても頼りがちです。しかし、生活が便利になったことによる代償は、最終的には少なからずとも体、健康にくると思います。

身近にあることをいくつか具体例としてあげ、問題点をまとめておきます。

クイックマッサージ・整体・カイロプラクティックについて

肩こりとなると多くの方がまず足を運ぶのはクイックマッサージ・整体・カイロプラクティックなどです。ところが、つらい部分をグイグイ押して揉みほぐすのは、その時は気持ちが良いのですが、一時しのぎにすぎないのです。そればかりか、繰り返すことにより強い刺激に慣れてしまい、一層ほぐれにくくなり、慢性化してしまいます。そしてさらに強い刺激をもとめ・・・と悪循環が生まれてきてしまいます。(これは施術者側の問題でもあるのですが・・・)

首の関節をむやみに鳴らさないでください。

また、首をボキっとならすのは一時的には爽快感があり楽になったように感じますが、外から力を加えても骨を矯正する事はできませんし、反対に背骨を傷めたり、返って周囲の筋肉の緊張を増すことにもつながりかねません。首ボキ施術を受けて頚椎を傷めてしてしまい、当院に駆け込んでいらっしゃる方が本当に後を絶たないのです。なので「首ボキ施術」を受けるのだけは絶対にやめていただきたいと、これだけは強く主張させていただきます。整体やカイロプラクティックではしばしば気軽に背骨をボキっと鳴らしますが、患者さんからもそれを避けてもらうようお願いしても良いと思います。それに対して意味の分からない説明をされたら、通うのは止めるのが賢明な判断です。施術をうける側が理解できないことを話す施術者を信用できますか?

セルフケアは日常生活を送る上でよいことですが、応急処置でもあります。

ご紹介させていただきましたセルフケアは肩こり解消に効果的であるものの、あくまでも応急処置の範疇です。日頃のケアとして行っていただく事はとても良い事です。しかしながらセルフケアに限界があるのもまた事実です。症状や体の状態は千差万別ですし、肩こりの原因はとても複雑です。そのため全員が肩こりを自分で治すことはできないという事はご理解いただきたいと思います。ご紹介させていただきました処置方法で改善されない場合は、残念ながらセルフケアで状況を変える事は難しいというのが正直な所です。

本当は、「心底困っているわけではない」という軽症の方ほど簡単な治療やセルフケアで治すことが可能です。しかしながら肩こり・首こりは直近で生活が危機となるものではないため、どうしようもなくつらくなるまで後回しとされてしまいます。

たくさん通ってもらうための施設があふれていますが・・・

実際、対症療法を繰り返すというとにかく通ってもらう事を目的とした治療や、慢性化し難治性となってから回数多く治療を行ったほうが、ビジネス上に限ればは良いです。私には、そのような割り切りは出来ません。私は、あくまで治療家です。重症化してしまうと完全に治す事自体が難しくなりますし、患者さんの費用面や治療に費やす時間面の負担も大きくなります。重症化を防ぐ、そして軽症のうちに治してしまうという意味も含めて、さほど悩ましくない初期のうちに根本治療を初めていただくのがベストであり、治療家である私が望む事です。そうすれば、少ない回数の治療とセルフケアのみで改善可能です。

肩こり解消や体幹トレーニングの目的でヨガ教室に通われている方も多いと思いますが、肩こりを治してからヨガ教室に行ってください。効果が感じられなかったり、逆に疲れて体調が悪い、そんな悩みを抱えていらっしゃいませんか?はっきり申し上げますが、ヨガ教室で肩こりは治りません。健康な人が、より健康的な生活を送る上では効果があるでしょう。

予防対策の方法は、できるだけ専門家に相談しましょう。耳障りのよい安易な情報は鵜呑みにしないように!!

現在症状をさほど自覚していなくとも、猫背・姿勢の悪さ、体の硬さ、ポッコリお腹に心あたりが有る方は肩こりを発症する筋肉・骨格の条件が整っていることになりますので、一度はお体のチェックをしていただくことが、発症を未然に防ぐという意味で大切です。

要点をおさえたセルフケアで軽症の方は十分改善できます。無理なくできる範囲ではご自身で行っていただきまして、お体のチェックや細かい部分の修正、体造りのための個々の状態に適したセルフケア方法など一歩進んだ事をお求めの場合は専門家にご相談いただけたらと思います。

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中~重症の方は、どうしてもご自身で治すという事に限界があるのも現実問題あります。そのため、「つらくなっては一時しのぎのマッサージでその時をやり過ごす」というのを繰り返すのではなく、根本原因をつきとめて対処する『治療』を行う事をご検討いただけたら幸いです。もちろん、できる限りご自身でケアを行っていただく事は大切です。慢性的な症状となってしまっている場合、根本治療は少し時間がかかってしまうのもまた事実ですが、原因に対する処置を行い、体を変えて、現在のつらい状態から解放されるのは可能な事です。そうならないように、まずは効果的なセルフケアを今から行っていただきたけたらと思います。

通ってもらうための治療院ではなく「治す」ことを目的とした治療院を選んでください。

いくら時間と費用をかけてマッサージに通ってもすぐに元通り・・・次第に悪化・・・という負のスパイラルから脱却するためには根本原因の解明と適切な処置が必要です。治療をご希望の場合は国家資格を保持した専門家へご相談ください。

もし当記事をお読みになって『肩こりの根本治療』にご興味がございましたら、まずは当ブログでご紹介しておりますセルフケアを行ってみてください。もしわからなければお電話やメールでお問い合わせいただけたらと思います。わかる範囲内で、できる限りのご対応を行わせていただきます。

何よりも、肩こり研究所は、通ってもらうための治療院ではなく「肩こり・首こりを治す」ことを目的とした鍼マッサージ治療院です。当記事がひとつのきっかけとなりましたら幸いです。

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございます。

肩甲骨ストレッチをお試しされた方へ

いかがでしたか?体が軽くなった、効いた!!方は、是非ご家族やご友人にもススメてくださいね。

また、少しでもあなたのお役に立てたようでしたら、他の方にシェア頂ければ幸いです。(^^)。

by
katakoriLabs
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